旧優生保護の救済法成立。被害者たちは…【旧優生保護法とは】
旧優生保護法下で不妊手術を受けさせられた障害者らへの救済法が24日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。 旧優生保護法の下で、障害を理由に不妊手術を強制された人たちの救済法が成立したことを受け、政府は安倍首相の談話を発表した。安倍首相は、談話の中で「政府として、旧優生保護法を執行していた立場から、真摯(しんし)に反省し、心から深くおわび申し上げる」と表明した。そして、「法律の趣旨や内容の周知に努め、着実に一時金の支給が行われるよう全力を尽くす」としている。そのうえで安倍首相は、「このような事態を二度と繰り返さないよう、全ての国民が相互に尊重し合いながら共生する社会の実現に向けて、政府として最大限の努力を尽くしていく」と強調した。救済法は、強制不妊の被害者への「反省とおわび」と、一時金320万円の支給が柱で、24日の参議院本会議で全会一致で可決・成立した。 (FFN PRIME引用) 全会一致で可決・成立した「救済法」ですが各地の被害者の方は.... 熊本県内では国を相手に裁判を起こしている方がいました。 (原告70代女性) 「国に一番の責任があることについて曖昧にされていて責任逃れをしているように感じます」 (原告男性)「被害者のつらさを分かっていない。私たちの声を聞かずに作った法律。 (救済法は)私たちを侮辱している」 (弁護団)「一時金が極めて低額で、奪われた個人の尊厳をさらに深く傷つけるものである」 「救済法は金銭賠償以外の医療や介護保障など多くの問題点を抱えていて、根本的な解決にはならない」 (テレビ熊本引用) 兵庫県内でも国に対し裁判を起こしている方がいます。原告の鈴木由美さん(63)「320万円で何もなかったことにしようとしている」(弁護団) 「真の回復には程遠い」 (毎日ブロードキャスティングシステム引用) など不満や怒りの声が上がっています。 Twitterでは... 旧優生保護法の救済法はできても失われた時間は戻ってこないし身体的精神的苦しみは治らない。 「救済法できたからえぇやろ」で済まそうとせず、「取り返しのつかないことをした」と言う自覚を持ってことに臨んでほしい @KanataYFreedom 旧優生保護法により強制的な不妊手術が繰り返された問題で政府が「反省とお詫び」(安倍談話)