小さなありがとうの気持ち
あなたへ 『KANATA』 この物語を描いたのは、昨年のことでした。 あなたも読んでくれたでしょうか。 此処に載せれば、きっとね、あなたのところまで届く気がして。 ここ数日を掛けて、職場でのことをゆっくりと振り返りながら、 あのお話を描いていた頃のことを思い出していました。 あの頃も、随分、辛い時期だったなって。 あの頃の私の中に、行きたくない の、とても大きな波がやって来ていたのは、 あの鈍い痛みを、 連続で絶えなければならなかった時期だったからなのかも知れません。 今度はこれか、とか、次は何があるのだろうとかね。 吐き気すら覚えるようなしんどさが付き纏う中、 ふと、私の中に浮かんだのは、あ…